化学物質による健康及び環境問題について

 平成24年5月に大阪の校正印刷会社での従業員が胆管がん発症により死亡した問題で、洗浄用の有機溶剤「1.2ジクロロプロパン」を含む空気を長期間、高濃度で吸い込んだことが原因であると推定され、平成25年3月労災認定がなされたことはご周知のとおりです。
 弊社では、この問題発覚後、直ちに当該有機溶剤の使用実態調査を行い、その結果一部ライン(帳票印刷工程)において洗浄剤に当該物質が含まれている溶剤の使用が確認されました。しかし、作業環境の確保及び以下の法令遵守に基づき、これまで従業員に胆管がんの発症は認められておりません。 さらに安全を期する為、 該当洗浄剤の使用を禁止し平成24年7月9日から代替品に全面的に切り替えました。
 今後におきましても従業員の作業環境の確保は当然のことながら弊社工場からのアウトプット要因(排水・排気等)におきましても以下の法令に基づいた企業責任及び自然環境に対する負荷低減を果たし、安心・安全な工場環境づくりに鋭意努めて参りますので今後ともご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
 以下に弊社における法令遵守内容を明記いたします。

1)ISO14001の認証取得(2002年)
認証取得以降、環境マネジメントシステムによる要求事項に対して適合及び有効な運用を継続しております。

2)環境負荷に対する法令遵守状況
(1)ばい煙発生施設の測定(大気汚染防止法)実施(年1回)
(2)工場排水の水質自主検査(竜王町公害防止協定)実施(年4回)
(3)工場排水水質検査(竜王町公害防止協定)の受検(年2回)
(4)特定施設設置に関わる届出(水質汚濁防止法・騒音規制法・振動規制法・滋賀県公害防止条例)済み
(5)浄化槽検査(浄化槽法)の受検(年1回)と適正管理(竜王町公害防止協定)(週1回)
(6)地下タンク定期点検の実施(消防法)(1回/3年)
※上記いずれの測定結果も法令に定める基準以下となっております。

3)作業環境・福利厚生に関する法令遵守状況
(1)作業環境測定(騒音・有機溶剤)の実施(労働安全衛生法・労働安全衛生規則・有機溶剤中毒予防規則)

(年2回)
(2)健康診断(有機溶剤取扱及び交替勤務者)の実施(年2回)
(3)安全衛生委員会及び産業医によるヒアリング・健康指導の実施(月1回)
(4)有機溶剤作業主任者の選任
(5)廃棄物の適正管理と再生資源化の取り組み

平成25年4月1日
アインズ株式会社
代表取締役社長 大森 七幸


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