《余呉湖の天女》

神秘の湖にロマンの彩り

伊香郡余呉町に伝わる
     天女羽衣伝説
 その昔、余呉の里に桐畑太夫という男がおりました。
 ある日湖で漁をしていると、どこからともなくいい香りがしてきました。みると美しい女性が水浴びをしています。そばの柳の樹には見たことのない羽のような衣がかけられています。太夫は忍び寄るとそっと手を伸ばして衣を懐に隠してしまいました。
 何も知らない女性は湖から上がり、衣がなくなっているのに気づいて嘆き悲しみました。そこへ太夫が現れ、途方にくれる天女に「私の家にある着物を差し上げましょう」と、自分の家に連れ帰ってしまいました。
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